『英検CBTと普通の英検ってどう違うの?』
『スピーキング、リスニングはどうやるの?』
『メリット・デメリットを知りたい!』
などの疑問をお持ちの方へ
英検CBTを実際に受けた感想と次回への対策もお話しします。
(2020年10時点)
目次
英検・英検CBT・英検S-CBTtとの違いは
そもそも大学の入試改革で民間試験を採用する?しない?といことで急いで作られたCBT。
最終的には採用見送りになりましたが、英検サイドはこれからもCBTを続けていくという方針です。
英検 | 英検CBT | 英検S-CBT | |
試験日 | 年3回(6月/10月1月) | 毎週土曜/日曜 | 毎週土曜/日曜 |
受験級・検定料(2020年) | 1級 (10,300円) | ||
準1級(8,400円) | 準1級(7,400円) | 準1級(7,900円) | |
2級 (7,400円)
(準会5,500円) |
2級 (6,400円) | 2級 (6,900円) | |
準2級(6,900円)
(準会4,900円) |
準2級(5,900円) | 準2級(6,400円) | |
3級 (5,900円)
(準会3,900円) |
3級 (4,900円) | 3級 (5,400円) | |
4級 (3,600円)
(準会2,600円) |
|||
5級 (3,000円)
(準会2,000円) |
|||
試験日程 | 一次試験(ライティン・リーディング・リスニング) | 4技能を1日で測定 | 4技能を1日で測定 |
二次試験(3級から・スピーキング) | |||
解答方法 | リスニング・リーディング=マークシート | 全てPC入力 | 問題内容は全てPC画面/回答はマークシート(ライティングは筆記) |
ライティング=筆記、スピーキング=面接 | スピーキングはヘッドセットをし解答を録音。 | スピーキングはヘッドセットをし解答を録音。 | |
試験会場 | 全国47都道府県 | 全国47都道府県(従来型に比べて会場数は少ない) | 全国47都道府県(従来型に比べて会場数は少ない) |
違いは大きく下記の5つです。
- 年間に行われる試験回数
- 受験級
- 受験料
- 試験方法
- 解答方法
*出題内容、難易度、採点基準は従来方の英検と変わりません。とのことです。
従来型の英検は受験日が決まっている年間3回のみの実施ですが、英検CBT,英検S-CBTは
基本毎週土日に試験が実施されているため、自分の都合に合わせて受験日を選べます。
以前より、とても受験しやすくなりましたよね。
1年に最大何回受けられる?
従来の英検だと年間最大3回の受験でしたが、従来の英検と英検CBTと英検S-CBTを全て使用すると
年間最大8回の受験が可能になりました。
(従来型英検3回+英検CBT 3回+英検S-CBT 2回=1つの級を最大8回受験可能)
ただし従来の英検、英検CBT, 英検S_CBTのいづれかの一つの試験方法をのみ選択する場合は年間最大3回になります。なぜなら年間3回の検定回の変わらず、1検定回につき同じ級を1回のみ受験可能。
同じ検定回内で同じ級の受験は可能?
はい、可能です。
(例)2級を受験したい。
10月「英検2級」受験、11月「英検CBT」受験、12月「英検S-CBT」受験というように受けられます。
*ただし申し込み後はキャンセルできません。
同じ検定回内で違う級の受験(ダブル受験)可能?
はい、可能です。
(例)10月(同日)に準2級を午前、2級を昼で受験可能。
ちなみに少し大変そうですが.....トリプル受験も可能だそうです。
(例)4月(同日)に準1級を午前→2級を昼→準2級を午後。
または、4月に準2級→5月に→2級→6月に準1級。
英検CBTと英検S-CBTからの一次試験免除は可能?
はい、可能です。
一次試験免除申請を英検CBT,英検S-CBTに申し込みすることはできませんが(そもそも2次試験がない試験方法なため)
英検CBT,英検S-CBTにてリスニング、ライティング、リーディング技能の合計CSEスコアが、受験級の合格基準スコア以上であれば受験した、次回以上に申請して従来の英検の2次試験を申し込み可能。
英検CBT(S-CBT) メリット・デメリット
ちなみに英検S-CBTも机の番号が違うだけで同じ会場、開始時間、終了時間でした。
集合時間
お昼の部を申し込みしたので、受付開始12:20→受付終了12:35→試験開始12:35
試験開始の約20分前集合はとても良かったです。
従来の英検だと試験会場も大きく、入場開始12:40→着席時間13:30→試験開始14:00
のようにとても時間がかかります。
持ち込み可能物
受験票、鉛筆またはシャープペン2本、消しゴム(カバーをはずす)のみです。
時間はコンピューターの画面に残り時間が映っているので時計がなくても問題ありまん。
それ以外の荷物は鍵付きロッカーに入れます。
お水は持ち込めないので途中で喉が乾いて咳き込まなように机に移動する前に喉に潤いを!
試験の流れ
スピーキング(15分)▶︎リスニング(準1級30分、他級25分)▶︎
リーディング/ライティングリー(準1級90分、2級85分、準2級75分、3級50分)の順番に行われます。
スピーキング
ヘッドセットを装着してマスクの上から話します。
試験本番前にきちんと録音されているか聞こえるか、各自テストができます。
出題が始まり録音スタート!
出題はクリック一つで再度聞くことはできますが、減点の対象にもなります。
【メリット】
- 人に向かって話すのではなく、画面に向かって話すので変な緊張感がない。
- 音量も自分にわせられる。
【デメリット】
- 隣の人の声が聞こえる。気にせず集中するのみ。
リスニング
ヘッドセットはそのまま頭に装置。
メモ用紙が配られます。
リスニングスタート!
リスニングは1回のみ放送。
【メリット】
- 解答を変更したい時はクリック一つで変更できる。
- 「あとで確認」ボタンがあるので、不安な回答は後ですぐ再確認できる。
- 消しゴムで消して塗りつぶす時間などはぶけるので次の出題までゆとりがある。
- 出題にたいして10秒で解答しなくてはならないが、画面上に10秒のカウントダウンが出るので、次の出題のタイミングがわかる。
- ヘッドフォンなので100%リスニングに集中できる。
【デメリット】
- リーディングのテストが始まるとリスニングの解答画面には戻れない。
リーディング/ライティング
ヘッドセットをはずして、リーディング/ライティング スタート!
【メリット】
- クリック一つで解答変更できる。
- 「あとで確認」ボタンがあるので、気になる解答は後で直ぐ再確認できる。
- クリック一つで戻りたい問題にすぐ戻れる。
- 長文問題では赤/黄色マーカー、消しゴムを画面上使用できるので、気になる単語を後で読み返した時にすぐわかる。
【デメリット】
- 終盤みんなライティングに入るのでキーボードを叩く音が少し気になる。
退出の仕方
最後の解答欄の後に、『試験を終わりにする』といメッセージがあるので、そこをクリックしたら、
『静かに退出してください。』とメッセージが出るので、速やかに静かに退出。終了。
まとめ
今回はじめて英検CBTを受験しましたが、従来型の英検よりもはるかに良かったです。
みなさんよくタイピングが苦手な人は従来型英検がおすすめと言っていますが、私も早く打てる方ではないですが、マークシートの間違えを消しゴムで消したり、筆記の間違いを消しゴムで消して書き直したり、前のページの戻ったりなどの動作が無い分、クリック一つでできますし、逆に時間に余裕ができる気がします。
打つのが遅くてもタイピングができるのであれば、英検CBT/英検S-CBTをおすすめします!