こんにちは!
以前ヴィーガンのお友達に大豆で作られた『ベジタブルギー』を発見したので、これはとても朗報だと思い連絡したら
友人『あ、それパーム油入ってるでしょ?』
私『入ってるけど、パーム油は植物生だから大丈丈じゃないの?』
友人『でもすごく環境に悪い油なんだよ』
と言われたのをきっかけに色々と調べるようになりました。
なぜ植物性パーム油はヴィーガンに嫌われてるのか?
パーム油とは
パーム油(パームゆ、 英語: palm oil)はアブラヤシの果実から得られる植物油である。通常ギニアアブラヤシ(学名 Elaeis guineensis)から得られる。食用油とするほか、マーガリン、ショートニング、石鹸の原料として利用される。近年では、バイオディーゼルエンジンや火力発電の燃料としても利用されている[1]。2009年時点で、世界で最も生産されている植物油である (Wikipedia)
私達の生活にはなくてはならない油ですね。こんなに多様に使われているパーム油。ただあまり聞き慣れない名前ですよね?
それは『植物油脂』という表記にほとんどなっているからです。
植物油脂ならよく目にもしますし、聞き覚えがありますよね。
アイスクリームやチョコレート、ポテトチップスだけではなく、インスタント麺、冷凍食品、マーガリン、カレーのルー、お惣菜、菓子パンなど本当にさまざまな加工食品に植物油脂は使われています。なぜなら、パーム油が便利で優れた油だからです。
大量に生産できて、他の植物生油に比べると安価で供給も安定していて、酸化にも強く加工食品への利用が拡大しています。
日本人も1人約5キロほどのパーム油が、普段の生活に使用、食していると言われています。
『やし油』はココナッツの実から採れるココナッツオイルです。 パーム油はアブラヤシから摂るオイルなので別物です。
生産量
2017/18年の植物油の生産量は全体で2億169万トン、このうち、パーム油が7,150万トン、大豆油が5,615万トンで、この2つの油種が世界の植物油市場を主導しています。日本で最も多く生産・消費されている菜種油は、世界では第3番目に多い植物油となっています。(日本植物油協会)
パーム油の生産のもとのアブラヤシは、もともと熱帯地域を原産とする植物で、20世紀半ばから東南アジアで集約的な大規模農園が始まってから、特にインドネシアとマレーシアでの拡大が加速し、パーム油の総生産量の約8.5割を占めています。他にもタイ、コロンビア、ナイジェリアといった国でも広がりつつあります。
問題点
森林破壊
大規模農園をする為には、熱帯雨林を伐採しアブラヤシのみを植栽しなくてはなりません。
世界の需要に対して、供給を行うために必要なアブラヤシ農園の拡大こそが、森林破壊をもたらす原因となっています。
インドネシアの森林は30年前に比べ、加速するアブラヤシ農園の拡大で、半分になってしまっともいわれています。
野生動物絶滅の危機
熱帯雨林には、オランウータン・ゾウやサイ・トラなど多種多様な野生生物が生息していますが、パーム油生産の拡大により住処や食べ物を失い、絶滅の危機に瀕しています。
特にオランウータンの数は過去60年間で60%以上も減少し、2025年までに50,000人以下になるであろうとも言われています。
私達にできること
上記の問題はすでに20年前から叫ばれてきたそうです。
完全な解決策は見つかりませんが、今私達ができることがあります。
RSPO認証製品の使用。
RSPO認証製品とは、世界自然保護基金(WWF)を含む関係団体が中心となり、2004年に設立された国際NPOです。世界的に信頼される認証基準の策定と、ステークホルダー(利害関係者)の参加を通じ、持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としています。
以外と身近な商品も使用されています。
まとめ
ヴィーガン=植物性なら大丈夫。という認識でいましたが、普段何気なく使用している商品の裏側には、さまざまな環境問題があることを知り、少しつず環境問題を意識をした商品選びや、何気なく書いてあるマークの意味なども調べ、子供たちにも伝えていきたいと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。